事 案 |
埼玉県の市立小学校に勤める40代の女性教諭が、担任した女児の保護者から度重なる苦情などを受け不眠症になったとして、両親に慰謝料500万円を求めた訴訟。教諭は平成22年6月、担任だった3年生の女子児童と別の児童とのいさかいをめぐる対応で、女子児童の母親から「相手が悪いのに娘に謝らせようとした」と電話で抗議された。その後、連絡帳に教諭を非難する記述を43回された。両親は県教育委員会に教諭を中傷する文章を提出、女児の背中を教諭が叩いたと警察に届けた。 教諭は「連絡帳記載は名誉毀損にあたる不法行為」と主張した。 |
結 果 |
さいたま地裁熊谷支部は、社会的評価を低下させたと認めつつ、読んだのは関係者だけで「名誉毀損の要件となる公然性を満たさず認められない」「保護者の行為は配慮に欠ける点や不注意な点が多くあるが、不法行為の成立は満たさない」と教諭の請求を退けた。 |
出 典 |
2013.2.28 21:36 産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130228/trl13022821370005-n1.htm |
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