医療過誤に対する責任追及こそが医療の発展に
最近よく医療過誤という言葉を聞くかも知れません。ところが、医療過誤か否かを判断するのは非常に難しいのです。というのも、人の体は未だ解明されていない部分も多く、医療においても未だ発展途上で、その意味で医師はその当時の医療水準に法り最善を尽くせば、民事・刑事の責任を負わないのです。また、医療の分野は高度に専門的ですから、医療機関の処置が医療水準に法ったものかそれともミスがあったのか調べることが普通の人には困難です。結局はわからず仕舞いで泣き寝入りしなければならないケースがとても多かったわけです。しかし、人の生命は何よりも重い。医師のミスによって、大切な生命を失ったとすれば残された遺族のためにもその非を糺すことが必要です。またそうすることによって、医療の分野も発展するものと信じております。
医療過誤訴訟の困難さ
ご相談いただくお客様から、「病院の先生はすみませんと謝っていましたからミスは認めています」と言われることがよくありますが、謝ったことをもって法的意味での過失を認めているとは限りません。むしろ、争いとなった場合病院側は、「懸命に処置をしたのですが、力及ばず死なせってしまってすみませんという意味で道義的なものです」という弁明をしてきます。先にも申し上げたように、医療の分野では未だ絶対というものは存在せず、医療水準に従った義務を果たせば法的意味での責任は負わないのです。あくまで医療契約は、完治させる義務を負う契約ではなく、医療水準に従い治療行為を行う義務を負う契約なのです。したがって、医療水準に従った治療行為を行ったかを医師等の協力を得て検証していく必要があるのです。
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代表弁護士 小川敦也(東京弁護士会所属)